さようならMさん

12/19(水)の日記。

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ロックバンドがボーカル、ギター、ベース、ドラム、、、から成るように、
ラーメン二郎が麺、スープ、ブタ、野菜、、、から成るように、

ソフトウェアもいろいろな役割のいろいろな構成単位(モジュール)から成っています。

プログラマとして働いている自分が、
今、担当しているモジュールの開発グループに組み込まれたときに、
お世話になった先輩が今年いっぱいでこの仕事場を去ることになり、
送別会をやったのでした。

その先輩は、Mさんという。
初めて一緒に仕事らしい係わり合いを持ったのが、
そのモジュールのソースコードの解説を受けるとき。

Mさんは干支で二回りくらい離れたおじさんで、おとなしい人なので、
共通の話題も見つからず、会話も弾まず、
正直、この先仲良くやっていけるかな、、、と不安でした。

その時は同じグループと言えど、仕事場が離れていたので、
それ以外に接する機会がなかったけど、
Mさんと同じ仕事場の人が言うには、
「あの人、よくオヤジギャグを言うんだよ～。」
とのことで、自分にはいささか信じられなかったのでした。

その後、会議等が増え、会う機会が多くなり、
Mさんと二人で会議室に向かって歩いている最中の出来事でした。

折りしも職場内で健康診断が行われており、
「心電図」と張り紙がされた扉の前を通ったときに、
不意にMさんの口から、放たれた言葉に、
私は一瞬、放心してしまったのでありました。。。

「生きているのに心電図。」

えっ。。。
何ですか？？？

、、、あれっ？？？
Mさん、今、何て。。。

ああっ！！！！！！
もしかして、もしかしてっ！！！！！！

もしかして今、オヤジギャグ出た！？！？！？

がーん。。。。。。

あまりに突拍子もない出来事に、私は一瞬思考停止になり、
オヤジギャグだと理解するのに、しばしの間が必要でした。。。

ってか、、、

レベル高ぇ。。。ｗ

ちょっと、いや、だいぶ面白いじゃんか、それ。ｗｗｗ

しかし、その時の自分には、面白さなど、どうでもよかったのです。

Mさんのオヤジギャグを初めてこの耳で聞くことができた。

私はこのとき、初めてこのグループの一員になることができた気がして、
本当に、心から、嬉しかったんです。ｗ

Mさんは、喋れば喋るほど、お茶目な人でした。ｗ
仕事で切羽詰り、部屋の空気が殺伐としているときも、
Mさんには場を和ます力がありました。
俺はいつしか、その人柄に惹かれ、
気が付いたら好きになっていました。ｗｗｗ

そんなMさんが、今年限りでグループから去ってしまう。。。
いや、この仕事場からも去ってしまう。
もっと一緒に仕事がしたかったです。
もっと一緒に飲みにも行きたかった。

残してくれたものは、かなりヘヴィなソースコードと、ｗ
いくつかのオヤジギャグ、
そして、楽しくて和やかな空気でした。

Mさん、長いことお疲れ様でした。
次の仕事場でも御元気で頑張って下さい。
俺も、Mさんから引き継いだものを頑張って発展させていきます。

また会う機会があれば、飲みに行きましょう！！！
お世話になりました！本当にありがとうございました！！！