白木屋とガイジンとオッサンと世界。

12/7(金)の日記。

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・会社の忘年会。
　ここ最近の疲れと荒い金遣い、また家でやりたいことも多かったので、
　終わったら帰ろうと思っていたものの、
　やっぱりニ次会に行ってしまう。。。

・ニ次会のカラオケが終わった後、
　男3人しか残ってないのに、なんとなく朝まで三次会～四次会としてしまう。ｗ
　基本的に一度飲み始めたら朝まで帰れない男です。
　しかもこの時点で一番年長者。ｗ

・三次会の白木屋で、金も無いので白飯中心の注文。
　ついでになんとなく箸を使わずに、手づかみシバリで食ってみる。俺だけ。
　やっぱり炒め物系は熱いね。火傷しそうだよ。
　鍋物が無くて助かったな。
　白飯頼んでおにぎり作って食ってるのも俺くらいだろうな。
　割り箸は持って帰りました。

・同じく白木屋で、ガイジンとオッサンの2人組に絡まれる。
　隣席に座ったガイジンは、俺の顔を指さし、
　「What？」とか何とか言っている。
　カラオケ帰りだったので、俺の顔には当然、マジックでひび割れが描かれていた。ｗ
　「Oh, I'm オーツキケンヂ！Ha ha ha！」とか答えておいた。

・ガイジンとオッサン(←日本人です)はどうやら白木屋に来るちょっと前に知り合ったようだった。
　オッサンはガイジンに飲みに誘われて、一緒に白木屋に来たんだそうな。
　ガイジンはオーストラリア人で、
　日本で英会話教室の教師をやっているという。
　相変わらず、外国で働くという姿勢に俺は、敬意を感じる。
　彼は疲れていたのか、間もなく眠りこけてしまった。。。

・ガイジンに眠られ、一人取り残されたオッサンと、しばし話しをした。
　オッサンは昔、マグロ漁船のコックとして世界をまわっていたらしい。
　船内のいじめや、一日四食休む暇無く作る重労働などの壮絶な話や、
　食料が尽きてきたらスペインだの何だの近くの港に泊まって物資補給するだの、
　日々同じ部屋でデスクワークする俺には想像がつかないくらい、
　広々とした世界の話だった。

・オッサンは過酷なマグロ漁船から降りたのち、
　もうこんな大変な仕事はしねぇ！と思ったらしいが、
　しばらくしたら、また船員の仕事を探してしまったんだそうな。
　「船に乗りたくなっちまってよ。。。」と、
　人が良さそうに笑うオッサンの笑いジワに、生きてきた人生の差を感じて、
　俺はなんだか、あったかいような、寂しいような、そんな気分になったのだ。

・世界を遠くするのも、近くするのも、自分次第だ。
　それは文字ヅラの世界だけでなく、要は、音楽だとかもそういうことだよな。
　ガイジン、オッサン、おもろい夜だったよ。
　あなたたちに比べて俺はまだ、自分を語れるほど生きちゃあいない。
　でも、また会ったら、一杯やりましょう。

・老いも若きも、男も女もガイジンも、
　どんなに別々の人生をくぐってきた人でも、ビール一つで語り合える居酒屋。
　良いよな。こういうの。
　人と、人が、ある。