三田本店 大ダブル野菜ニンニクあぶらカラメ麺かため

このWeblog始まってから初だろうか。。。

ジロリアンの聖地！！！
世界の中心！！！
地球の地軸！！！
東京都港区三田2-16-3！！！

イって来ましたラーメン二郎総本山三田本店！！！

本店だよ本店。おまえら。
パーフェクトでオンリーなオリジナルだよおまえら。
三田に向かって敬礼っ！！！

思えば俺の二郎との出会いは高校時代。
二郎のエリート高校である東京タワーのお膝元、
都立三田本店高校に入学したにも係わらず、
俺の二郎デビューは高校3年、と遅かったのだ。

うちの高校では、代々、先輩から二郎を教えられる。
すげぇラーメン屋があるんだよ。
ニンニク入れますか？って訊かれたら、野菜ニンニクあぶらカラメって言うんだよ。
あいつ、大ダブル食ったらしいぜ。
そんな話題が後を尽きない。

中には二時限目を抜け出して、開店時間に食いに行ってるヤツもいたなぁ。
そこで、その時間にたまたま授業の無い先生も食いに来てたりしてさ、ｗ
鉢合わせになるんだよねぇ。ｗｗｗ

そこらを歩くサラリーマンも、よく二郎の話をしながら歩いていたもんだ。

麺増しを食ったヤツなんか、ヒーローになったもんだ。

まだまだインタァネッツなんかが一般的でない時代の昔話。
すべては口コミ。
俺も定期で本店に通えたあの頃。。。
ノスタルジックだぜ。。。

時代は二千年問題を乗り越え、21世紀。
俺も今や、音楽好き二郎好きのロン毛でロンヒゲの普通のサラリーマンになった。
三田の街並も結構変わった。
でも、変わらないものがある。
常連には憩いの一杯。
初心者には緊張の一杯。
ラーメン二郎三田本店。

いつもと変わらぬおやっさんのイッヒッヒ！という笑い声。
友達に連れられて、並びながら、
「野菜ニンニク、野菜ニンニク、、、」と繰り返している初心者。
大ダブルを頼んで颯爽と食い終わってテーブル拭いて出て行く常連。
この行列は何事か、と興味津々な、全く二郎を知らない通行人。
ポッポッポと店の周りをたむろする鳩。

自分としては何ヶ月ぶりかの本店。
ダメジロリアンだぜ。はは。
それでもいつも変わらぬ三田本店に、
嬉しくもあり、悲しくもあるのだ。

大ダブル野菜ニンニクあぶらカラメ麺かため。

助手さんは二人居て、片方知らない人だったけど、
片方は以前上野毛に居た人だった。

今日の麺かためは、本当に麺かためだった。ｗ
ってか、俺のロット、全員麺かためだった。ｗｗｗ
お前ら生き急ぎすぎ！！！ｗｗｗ

ブタは、柔らかくて大ぶりでとろけそうな神懸ってるのが3割、
薄めだけど歯ごたえあるのが3割、
あとはその中間といった感じだけど、
どれも味が染み込んでｳﾏｰ。。。
そうだ。本店のブタとカラメ感は、仙川に似ている。
仙川は結構、本店っぽいんだなぁ、と改めて思う。
でも、仙川は生姜感が強くて、本店は化調感が強い感じ。ｗ

野菜、麺共に、舌の奥、喉の奥まで、
甘くて痺れるような、あとをひく味わい。
これも化調なんだろうな。ｗ
舌先から喉の奥にまで、シアワセの絨毯が引かれる。

いつのまにか全神経、全精神を、俺は、
丼に、舌に集中している。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。
第六感。セブンセンシズ。小宇宙？
そんなものを総動員して俺は目の前の一杯と対峙する。
そう、俺は今、黄金聖闘士だ。
俺は水瓶座だから、アクエリアスのカミュだぜ。
オーロラエクスキューション！！！

しかしキグナス氷河なら氷漬けにできたものを、
大ダブルはそうはいかない。熱いぜ。。。熱いぜこの一杯！！！

同ロットで大ダブル麺かための、隣の人と同時に食べ終わる。
あなたもなかなか結構なお手前で。。。

ごうちそうさま！と言い、
テーブルを心を込めて拭いて、外に出ると、曇り空。

でも、俺には、輝いて見えたんだ。
この世界が、輝いて見えたんだ。

この時代、この国の、この場所に生まれたことが、
本当にシアワセに思えたんだ。

それが喜び。嬉しさ。

しかし世界は諸行無常。
すべては移り行き、変わっていくのだ。
言葉に出して言ってしまえば、終わってしまいそうな気がする。

それが悲しさ。

人生に「もしも」は無いが、
もしも、俺の手に、ドラゴンボールが7つ揃ったら。

神龍よ。
どうか俺の大切な人たちを、
俺の大切なラーメン二郎を、
いつまでも変わらず元気なままで、そこに在ることを許して下さい。