大chanの日記的な何か。
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最近専ら手塚治虫にはまっていて、
電車内や二郎でシコシコと読んでいます。 今日は、「アドルフに告ぐ」を読み終わりました。 ★★★以下、気をつけていますが、ネタバレ注意!★★★ ヒットラーの出生の秘密を知り、 弟がナチスに殺された日本人の新聞記者の峠草平。 ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれ、 ナチスの軍人となるアドルフ・カウフマン。 神戸に住む亡命ユダヤ人で、 アドルフ・カウフマンの親友、アドルフ・カミル。 そして、アドルフ・ヒットラー。 3人のアドルフの物語。 自分は学生の頃、ことに日本史や世界史はまったく興味の無い分野でした。 それがこの本を読んで、俄然、 ユダヤの歴史、ナチス、第二次世界大戦、 イスラエル・パレスチナ問題あたりに興味を持つようになりました。 # ベルばらを読んでフランス革命も知りたくなったしなぁ。 # 影響受けやすいもんで。このあたりもっと早く読んでおくべきだったな。。。 子供の頃は親友同士だったアドルフ・カウフマンとアドルフ・カミル。 アドルフ・カウフマンはナチスの父の敷いたレールのままに、 ドイツのナチスの学校に入り、軍人に。 二人はいつしか、迫害する側と迫害される側に。。。 そして対決の日を迎えるのである。 また、「実はヒットラーにはユダヤ人の血が流れている」という、 出生の極秘情報を記した密書が関わり、 新聞記者の峠草平、日本の特高警察、アメリカやフランスの諜報員、 コミュニストのスパイが、いろいろな思惑で絡んでくる。 ユダヤ人を憎むということは、親友のアドルフ・カミルを憎むということになる、 と悩んだアドルフ・カウフマンも、 いつしかナチスに染まり、ヒットラーに心から服従するようになる。 ユダヤ人の血が流れているというヒットラーの悩みと同様に、 アドルフ・カウフマンも、日本人の血が流れていて、 純粋なアーリア人になれないことを悩む。 血、肌の色、人種、国籍。 子供の頃の親友同士は、 成長するにつれ、それらに悩み、振り回されていく。 この、アドルフ・カウフマンの人生がまた切ない。。。 いや、誰もが切ないのだけど、特にね。。。 手塚作品はまだ読み始めたばかりだけど、 「火の鳥・乱世編」の冒頭の、猿と犬の話とかと、 テーマは同じですね。 きっと他の作品でも同じテーマで描かれたものは多いと思う。 「火の鳥・ギリシャ・ローマ編」や、「ブッダ」では、 身分制度が描かれているし、 「ブラックジャック」の顔のつぎはぎの皮膚の色が違う理由も、 そういうテーマだし。 教科書になればいい、とまでは言わないが、 もっと子供の頃に、みんながこういうものを読む環境が、 あればいいなぁ、と思う。 「アドルフに告ぐ」に関しては、 子供にはちとバイオレンスな描写が多いけどね。 手塚治虫ならどんな年齢層ごとに、同じテーマのものを描き分けているよねぇ。きっと。 そうか。俺、「鉄腕アトム」はほとんど未読だった。 大人になってから読めば、きっともっと深くいろいろ読み取れるに違いない(?)。 そして、歴史に興味を持たせてくれたことも感謝。 これを機に、歴史小説とかにも手を出してみようかと思います。 PR |
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プロフィール
HN:
大chan
年齢:
43
HP:
性別:
男性
誕生日:
1981/01/30
職業:
プログラマー
趣味:
音楽、ラーメン二郎
自己紹介:
参加したバンド(サポート含む)
・NIHILISM ・Mis Understanding Man ・Wednesday Babee Sit ・シャーン系 ・肉 ・ヘルパンダ ・オオタニT (オータニT) ・タジマ&大chan ・けぶりかす ・狂武士
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