ULTRA SUPER GOLDEN WONDERFUL ABSOLUTE COMPLETE PERFECT SUPREME TERRIFIC ULTIMATE... / UNICORN

自分が影響を受けた音楽をそのうち少しずつ紹介していきたいな～。
とか思っていたんだけど、良い機会なので第一弾！！！

今日は昼にオオタニT練、夜にヘルパンダ練、
その後、ナリタケさん家に飲みに行った(飯作りに行っただけのような気もする)んだが、
そのときに思いもしない人から電話がかかってきたのであった。

彼は幼稚園、小学校、中学校と一緒で、
中学の時に初めてバンドを組んだ仲である。

MACOっちゃん。

「ユニコーンの阿部ちゃんがDVD出して、タミオや西川君とあの頃の曲やってんだよ！」
って。
二年くらい連絡取ってないのに、突然。

俺は中学二年のときに、押し入れから親父のアコギを見つけ出してギターを弾くようになり、
ヤツはキーボードを持っていたのだ。

そこで、バンド組もうぜ！って話になって、
組んだバンドが、「NIHILISM」。
昼休みにはちょくちょく音楽室に行ってクラシックギターを弾いたりしていたなぁ。
二人とも高校受験の頃にエレキギターを手に入れて。

そんな頃、彼に借りたCDが、俺をここまで音楽の道にいざなってくれたのである。

ユニコーンのベスト盤「THE VERY BEST OF UNICORN」。
本当はこのCDの写真を撮りたかったんだけど、
今実家にあるもんで、
買おうと思ってさっき近くのブコフに行ったらもう閉まってて、
今回はユニコーン解散後に出たベストCDの写真ですが、
まぁ、想いは一緒です。

ULTRA SUPER GOLDEN WONDERFUL ABSOLUTE COMPLETE PERFECT SUPREME TERRIFIC ULTIMATE... / UNICORN


当時俺が聴いてる音楽と言えば、
親父の車の中でさんざん聴いた、
チャゲアス、オフコース、小比類巻、杏里、五輪まゆみ、村下孝蔵など、
あとはヒットチャートに上る、
WANDS、大黒摩季、trf、ミスチル、m.c.A.T.とかだったか。ｗ
あ、あとは文化放送のアニメ・声優番組ら辺だ。TWO-MIXとか。ｗ

そんなんなので、大抵、歌詞は、愛だの恋だの夢だの別れだの、
そんな歌詞しか知らなかった時、

ユニコーンの「ペケペケ」で固定観念をズバコーンと破壊されたんですな。

「ペケペケ」なんていうふざけたタイトルの曲があっていいの！？
歌詞もペケペケ言ってる！そんな単語使っていいの！？

、、、そっか、そんなんでいいのか！！！
ってなったんですね。ｗ

そしてベースやドラムも集めて、初めてコピーした曲が、
「開店休業」と「すばらしい日々」。
この2曲は本当に俺にとって特別な曲で、
今でも、聴くと、あの頃を思い出して涙腺がゆるむ。

初めてのスタジオはとある小さなレコード屋の地下だったなぁ。
テレコを向かい合わせてオーバーダブとかやったなぁ。
ミニアンプ持って多摩川の土手で弾いたっけ。
蒲田の駅前でもやったなぁ。
俺もMACOっちゃんもすごい勢いで沢山曲を作ったなぁ。
お互い誉めあって、盛り上がって。
高校はお互い違ったけど、MACOちゃんをウチの文化祭バンドに変装させて出させたなぁ。
文化祭3年連続でMAYBE BLUEをやったなぁ。
高校の図書室にあるコピー機でユニコーンの楽譜一冊まるごとコピーしたっけ。
スタジオで一発録りでデモテープ作ってみんなに配ったね。
大井町でライブやったね。
カラオケで夜を明かして多摩川の朝日を浴びながら歌ったこともあったっけかなぁ。

そして俺は筋肉少女帯から日本のアングラパンク方面にはまり、
ヤツはハイスタとかメロコア方面にはまり出して、
いつしかお互いソロで作り始めて、

糀谷のミニストップの前で解散したんだ。

家に帰って布団に入って大泣きしたんだっけ。

まるで芦原すなおの青春デンデケデケデケのような想い出が、
ユニコーンを聴くたびに目の前に甦ってくる。

これからいろんな音楽に出会うけれど、
ユニコーンは一番大切な、俺の中での殿堂入りの音楽です。

俺達のバンド、NIHILISMも、俺はある意味一生超えられないと思う。
どんなにあの頃より技量がついて音楽理論がわかっても、
あの純粋な音だけはもう出ないだろうな。

それはそれでいいと思う。
今度は逆に、あの頃の俺が今の俺の音楽を聴いたら、
かっこいいと思えるようなものを作っていけるよう頑張るだけさ。

何はともあれ、MACOっちゃんもまだ音楽をやっているという知らせが、
何より一番嬉しかったっす。

恥ずかしいくらい熱く語っちったなぁ。たまにはいいよね。ｗ